Googleフォトの代わりを探していて、スマホ写真の自動保存が最優先ならImmich、既存の写真フォルダーやRAWを整理したいならPhotoPrismが有力です。Nextcloudをすでに使っているならMemoriesも候補になります。
この記事では、2026年時点で使える無料・オープンソースの写真管理ソフト5つを、Windowsでの使い方、スマホ自動保存、Googleフォトからの移行という観点で比較します。「無料」はソフトウェアの利用料を指し、保存用ディスクやバックアップなどの運用費は別です。
結論:用途別に選ぶGoogleフォトの代替
迷ったら、スマホの自動バックアップはImmich、写真の整理・RAW対応はPhotoPrism、既存Nextcloudとの統合はMemoriesを先に比較すると選びやすくなります。Piwigoは共有ギャラリー、digiKamはWindows上のローカル管理に強みがあります。
| ソフト | スマホ自動保存 | Windowsでの利用 |
|---|---|---|
| Immich | ○ 公式アプリ | △ Docker Desktop※ |
| PhotoPrism | △ 外部アプリ | ○ Docker Desktop |
| Memories | ○ Nextcloudアプリ | 別途サーバー要 |
| Piwigo | △ 手動取込 | 別途サーバー要 |
| digiKam | × PC内管理 | ○ 直接導入 |
※ Immich公式はLinux環境を推奨しており、WindowsでのDocker運用には注意点があります。5製品ともソフト本体は無料で使える選択肢がありますが、サーバー・保存容量・電気代・別媒体へのバックアップは無料ではありません。
5つの無料・OSS写真管理ソフトを比較
Immich

特徴:
- 自分のサーバーに写真を保存できるオープンソースの写真管理ツール
- AIによる顔認識やタグ付け機能を搭載
- スマートフォンアプリを使用して自動バックアップ可能
導入難易度: ★★★★☆(Dockerの知識が必要) 公式サイト: https://immich.app/
Immichは、Googleフォトのようなクラウドベースの写真管理機能を、自分のサーバーで運用できるソフトウェアです。Dockerを利用して簡単にセットアップ可能ですが、サーバー管理の知識が必要です。
公式のiOS・Androidアプリで選択したアルバムを自動保存できます。Windows 11でのImmich導入手順もありますが、公式はLinux環境を推奨しています。WindowsではデータベースをNTFS上に直接置かないなど、公式の要件を確認してください。
PhotoPrism

特徴:
- AIを活用した写真検索機能を搭載
- 自動タグ付け、位置情報の取得、顔認識対応
- RAWファイルもサポート
導入難易度: ★★★★☆(Dockerを使用) 公式サイト: https://photoprism.app/
PhotoPrismは、プライバシーを重視した写真管理アプリであり、Googleフォトの代替として優秀な選択肢です。クラウドやローカルに保存でき、写真の整理がしやすいのが特徴です。
既存フォルダーの写真やRAWを整理したい人向けです。WindowsならDocker Desktopを使ったPhotoPrism導入手順を参照できます。スマホの自動転送にはPhotoSyncなどの外部アプリを使う方法が案内されており、Immichのような公式スマホアプリによる自動バックアップとは異なります(公式ガイド)。
Piwigo

特徴:
- ウェブベースの写真管理システム
- プラグインやテーマでカスタマイズ可能
- スマホアプリあり
導入難易度: ★★★☆☆(サーバー設置が必要) 公式サイト: https://piwigo.org/
Piwigoは、コミュニティによって支えられているオープンソースの写真管理ツールで、多くのプラグインが提供されています。企業向けのソリューションとしても利用されており、自己ホスト型のGoogleフォト代替として人気があります。
共有用アルバムや公開ギャラリーを作りたい場合に向きます。公式スマホアプリから写真を取り込めますが、Googleフォトと同等のバックグラウンド自動保存を前提に選ぶ場合は、機能を個別に確認してください。
DigiKam

4. DigiKam(ディギカム)
特徴:
- AIによる顔認識に対応
- 強力なメタデータ管理機能
- RAW画像の編集も可能
- すべてのAI処理はローカルで行われ、プライバシーを重視
- オフラインでも利用可能
導入難易度: ★★☆☆☆(インストールのみで利用可) 公式サイト: https://www.digikam.org/
DigiKamは、ローカル環境で写真を整理・編集できる高機能な写真管理アプリです。Googleフォトのように写真を分類・管理できるだけでなく、AIを活用した顔認識やタグ付け機能も備えています。すべてのAI処理はローカルで完結するため、ユーザーデータのプライバシーも保護されます。
digiKamはWindowsに直接インストールできます。PC内の写真整理には手軽ですが、クラウド同期やスマホ自動バックアップを提供するサーバー型サービスではありません。
Memories

特徴:
- タイムライン表示、アルバム作成に対応
- 顔認識やオブジェクト認識を搭載
- Nextcloudと統合し、Googleフォトのような写真管理が可能
導入難易度: ★★★★☆(Nextcloud環境が必要) 公式サイト: https://memories.gallery/
Memoriesを活用することで、Googleフォトに近い機能をNextcloud上で実現できます。
Memoriesは独立した写真クラウドではなくNextcloud上で動くアプリです。スマホ写真はNextcloudの公式アプリの自動アップロードと組み合わせられます。すでにNextcloudを運用している人なら、保存先を増やさず写真のタイムライン表示を追加できます。
Googleフォトから移行する前に
まずGoogle Takeoutなどで写真・動画と付随するメタデータを取り出し、元データのコピーを残したまま少量で移行テストをしてください。Immichではコミュニティ製の移行ツール、PhotoPrismでは公式のGoogleフォト移行ガイド、MemoriesではNextcloud上の移行手順が案内されています。アルバム構成や説明文など、移せる項目は製品ごとに異なります。
移行後は写真が表示されたことだけでなく、撮影日時・位置情報・動画・アルバムを確認してください。セルフホストはGoogleフォトの保管場所を自分で担う方法です。別のディスクや場所へのバックアップを作り、復元できることを確かめてから元データを整理しましょう。
まとめ
Googleフォトに近いスマホ中心の体験ならImmich、RAWや既存フォルダーを活かすならPhotoPrism、Nextcloud運用中ならMemoriesから選ぶのが実用的です。Piwigoは共有ギャラリー、digiKamはWindowsでのオフライン管理に適しています。
実際にWindowsで試す場合は、Immichの導入手順またはPhotoPrismの導入手順を参照してください。どちらも導入後のバックアップは別途必要です。
よくある質問
本当に無料でGoogleフォトの代わりになりますか?
5製品とも無料で利用できるソフトウェアの選択肢があります。ただしセルフホスト型はPC・NAS・ディスク・電気代・バックアップ先が必要で、無料のオンライン保存容量が付くわけではありません。PhotoPrismには有料機能もあるため、必要な機能を公式サイトで確認してください。
Windowsだけで使えますか?
PC内の写真を整理するだけならdigiKamを直接インストールできます。ImmichとPhotoPrismを写真サーバーとして使う場合はDocker Desktopなどが必要です。特にImmichの公式資料ではLinuxを推奨しているため、Windows環境では保存先とバックアップを慎重に確認してください。
スマホの写真を自動バックアップできますか?
Immichは公式スマホアプリで自動保存できます。MemoriesはNextcloud公式アプリの自動アップロードと組み合わせます。PhotoPrismは外部の同期アプリなどを使う方法があります。iPhoneではOSのバックグラウンド実行制限により、どの方法でも定期的な保存状況の確認が必要です。
Googleフォトの写真をそのまま移せますか?
写真・動画はGoogle Takeoutから書き出して取り込めますが、アルバムやJSONメタデータの扱いは製品で異なります。大量の写真を移す前に、少量のデータで撮影日時やアルバムを検証し、元データを保持してください。
免責事項
掲載内容は2026年9月時点で確認した一般的な情報です。機能、料金、対応OS、導入手順は変更される場合があります。導入前に各製品の公式資料を確認し、写真の移行・削除・サーバー設定はバックアップを取ったうえでご自身の責任で行ってください。


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