Immichの代替ソフト6選【2026年】自宅サーバー向け写真管理を比較

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Immichの代替を探しているなら、まず何が合わないのかを決めることが近道です。Dockerの管理を減らしたいのか、スマホの写真を自動保存したいのか、すでにNASやNextcloudを使っているのかで最適解は変わります。この記事では2026年9月26日に確認した公式資料をもとに、6つの写真管理サービスを比較します。

Googleフォトからの乗り換え全般はGoogleフォト代替ソフトの比較記事、ImmichをWindowsで動かしたい場合はImmichのWindows 11導入手順も参考にしてください。

ImmichのPC画面とスマートフォン画面に表示された写真管理画面

結論:用途別のおすすめ

  • 自宅サーバー向けの総合候補:PhotoPrism。検索・整理に強い一方、スマホ自動アップロードには別アプリが必要です。
  • 初心者:Ente Photosのクラウド版。10GBの無料枠と公式スマホアプリがあります。自分でサーバーを運用する場合は難易度が上がります。
  • Synology NASユーザー:Synology Photos。対応NASをすでに所有しているなら導入しやすい選択です。
  • 複雑なDocker構成を避けたい:Piwigo。PHP/MySQLによる通常のインストールが可能です。
  • プライバシー重視:Ente Photos。エンドツーエンド暗号化と端末上での解析が特徴です。
  • 既存のNextcloudを写真管理にも使いたい:Memories。タイムライン表示を追加でき、スマホ転送はNextcloudアプリを利用します。

「無料」は無料ソフト、容量制限付きクラウド、NAS本体を購入済みなら追加料金なし、と意味が異なります。比較表はスマホで読みやすいよう3つに分けました。

Immich代替6製品の比較表

費用・Windows・Docker・NAS

製品セルフホストと料金Windows/Docker/NAS
PhotoPrism可能。Community版は無料、有料版もありWindowsはDocker Desktop経由。Dockerを使用。Synology/QNAP向け手順あり
Nextcloud Memories可能。Nextcloud用の無料OSSアプリWindowsはブラウザで利用。Docker必須ではないがNextcloudが必要
Piwigoセルフホスト版は無料。クラウド版は有料Windowsブラウザで利用。PHP/MySQLの通常導入またはDocker
Synology Photos対応Synology NAS上で利用。NAS本体は有料Windowsブラウザ/SMB。Docker不要。対応NAS必須
Ente Photosセルフホスト可能。クラウド無料10GBと有料プランWindows用アプリあり。自宅運用の公式手順はDocker Compose
LibrePhotos無料OSSとしてセルフホスト可能Windowsブラウザで利用。公式サーバー手順はDocker。Unraid向け手順あり

スマホ自動保存・顔認識・AI検索

製品スマホ写真の自動保存顔認識/AI検索
PhotoPrismPhotoSyncなどの外部アプリ・WebDAVを使用顔認識、機械学習による分類・検索
Nextcloud MemoriesNextcloud公式アプリの自動アップロードを使用顔認識・AIは別のNextcloudアプリが必要
Piwigoスマホからのアップロード可。常時自動バックアップは公式資料で確認できず顔認識は公式サイトで「今後」の機能
Synology Photos公式モバイルアプリで自動バックアップ顔・物体認識はNASのモデルに依存
Ente Photos公式モバイルアプリで自動バックアップ端末上で顔認識・スマート検索。Web版は機能差あり
LibrePhotosAndroidベータ版でアップロード可能。安定したバックグラウンド自動保存は未確認顔・物体・意味検索に対応

RAW・動画・複数ユーザー・導入難易度

製品RAW/動画/複数ユーザー難易度・向く人
PhotoPrismRAW・動画対応。無料版のユーザー権限に制限中。検索重視の自宅サーバー
Nextcloud MemoriesRAWはプレビュー追加が必要。動画は設定が必要。Nextcloudのユーザーを利用Nextcloud導入済みなら低、ゼロからなら中〜高
PiwigoRAW・動画は条件や拡張機能を確認。権限管理あり中。写真ギャラリーを整理したい人
Synology PhotosRAW・動画、個人/共有スペース対応NASがあれば低
Ente PhotosRAWには制約。動画と家族共有に対応クラウド利用は低、自宅運用は高
LibrePhotosRAW・動画・複数ユーザー高。ローカルAIを試したい人

Immichが合わないのはどんなとき?

Immichはスマホアプリによる自動保存、顔認識、検索、RAW・動画対応が充実しています。一方、サーバーはDocker Composeが基本で、公式資料はLinuxを推奨しています。WindowsでもDocker Desktop/WSL2で動かせますが、公式に推奨度は低めです。クラウドサービスだけで済ませたい、NASをすでに持っている、またはNextcloudの管理を一本化したい場合は代替を検討する価値があります。

6製品の特徴とImmichとの違い

PhotoPrism:検索重視の自宅写真ライブラリ

PhotoPrismのCommunity版は無料で、RAWや動画、顔認識に対応します。DockerとNAS向けの公式手順もあります。Immichより弱い点:スマホからの自動転送はPhotoSyncなどの外部アプリに依存します。無料版の複数ユーザー権限も確認が必要です。PhotoPrism公式FAQ。

Nextcloud Memories:Nextcloud利用者に最適

MemoriesはNextcloudの中で使う写真アプリです。既存のアカウントやスマホアプリの自動アップロードを活用できます。顔認識やAIには別アプリ、RAWプレビューや動画にも追加設定が必要な場合があります。Immichより弱い点:写真管理だけのためにゼロから導入するには構成が複雑です。すでにNextcloudを運用していれば合理的です。Memories公式導入手順。

Piwigo:Docker必須ではない写真ギャラリー

Piwigoはアルバムやユーザー権限を重視する人向けです。無料のセルフホスト版はPHP/MySQLで通常インストールできます。スマホアプリから投稿できますが、公式資料ではImmich並みの常時自動バックアップを確認できません。顔認識も現時点で提供済みとは書かれていません。Immichより弱い点:スマホ主体の自動保存とAI検索です。Piwigo公式機能一覧。

Synology Photos:対応NASを持っている人向け

DSM 7以降の対応Synology NASで、スマホ自動バックアップと個人/共有スペースを利用できます。Windowsからはブラウザなどでアクセスでき、別の写真サーバーをDockerで組む必要はありません。Immichより弱い点:Synology製ハードウェアに依存し、NASの購入費用が必要です。顔や物体の認識可否は機種ごとに異なるため、購入前に型番を確認してください。Synology公式ガイド。

Ente Photos:暗号化と手軽なクラウド利用

Enteはエンドツーエンド暗号化、公式スマホ自動バックアップ、Windows用アプリを提供します。クラウド版には無料10GB枠があります。オープンソースで自宅サーバー運用も可能ですが、公式クイックスタートはDocker Composeです。顔認識・スマート検索は端末側で行われ、RAWには制限があります。Immichより弱い点:無料クラウドの容量は限られ、セルフホストは初心者向けとは言えません。Ente公式料金・容量FAQ。

LibrePhotos:ローカルAIを試したい人向け

LibrePhotosは無料OSSで、顔・物体・意味検索、RAW、動画に対応します。公式のサーバー導入方法はコンテナ中心です。Android連携はベータ段階で、iOSを含む安定したスマホ自動保存の運用は確認できません。Windows単体版も安定版として公開済みではありません。Immichより弱い点:家族全員のスマホ写真を手間なくバックアップする用途には不確実性があります。LibrePhotos公式資料。

用途別の選び方

  • スマホ自動バックアップが最重要:Enteのクラウド版、対応NAS上のSynology Photos、またはImmichを優先。PhotoPrismは外部アプリを組み合わせます。
  • すでにNextcloudを利用:Memoriesを先に試す。新しいサーバーを増やさずに済みます。
  • Dockerを避けたい:Piwigoの通常インストール、または対応Synology NASを検討。
  • 独自サーバーで検索・整理重視:PhotoPrismとImmichを小規模なテストライブラリで比べる。
  • 暗号化と管理の少なさ:Enteのクラウド版。無料枠の容量と有料プランを確認。

よくある質問

無料で使えるImmichの代替は?

PhotoPrism Community、Nextcloud上のMemories、Piwigoセルフホスト版、LibrePhotosは無料ソフトとして使えます。ただしサーバーの電気代・保存先・バックアップは別です。Enteクラウドは10GBまで無料、Synology Photosには対応NASが必要です。

Windowsで使えるImmich代替は?

EnteにはWindows用デスクトップアプリがあります。他の製品も多くはWindowsのブラウザから閲覧できますが、「Windows上でサーバーをネイティブ起動できる」という意味ではありません。PhotoPrismはWindowsのDocker Desktop向け手順を公開しています。ImmichについてはWindows 11導入記事をご覧ください。

PhotoPrismとImmichならどちら?

検索中心の自宅写真ライブラリを作るならPhotoPrismが候補です。公式スマホアプリによる自動保存を最重視するならImmichのほうが適しています。PhotoPrismでは外部のアップロードアプリを組み合わせる前提を確認してください。

Googleフォトから移行する場合は?

まず少量の写真・動画で、撮影日時、RAW、重複、共有、スマホからの自動保存、復元まで試してください。Googleフォト全体の代替候補は別記事の比較で整理しています。

まとめ

Immichのスマホ中心の使い方が合っているなら、無理に乗り換える必要はありません。合わない場合は、総合的なセルフホスト候補にPhotoPrism、Nextcloud利用中ならMemories、NAS利用中ならSynology Photos、Dockerを避けたいならPiwigo、暗号化重視ならEnte、ローカルAIを試すならLibrePhotosという順で検討すると選びやすくなります。

免責事項

本記事は製品の適合性、データ保全、将来の料金や機能を保証するものではありません。移行前には独立したバックアップを保管し、少量のデータでインポートと復元を試してください。記載内容は2026年9月26日に確認した各公式資料に基づきます。

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