写真保存用HDDは何TB必要?4TB・8TB・12TBの選び方【2026年】

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写真保存用HDDの容量は、「今ある写真・動画の量」と「これから増える量」で決めます。4TB・8TB・12TBは代表例ですが、必要容量によっては6TBや10TBなども選べます。数字を使って順に見ていきましょう。

結論:4TB・8TB・12TBの選び方

最初に結論:現在の保存量に、使用予定年数分の増加量と、さらに半年〜1年程度の増加量を予備として加えます。その合計を超える市販容量のHDDを選びましょう。4TB・8TB・12TBの3択ではありません。空き容量と独立したバックアップは別に考えます。

HDDの表記容量必要容量から選ぶ条件向いている人
4TB3TBでは足りず、4TB未満JPEGやスマホ写真が中心で、動画が少ない
8TB6TBでは足りず、8TB未満RAWや4K動画も保存し、家族の写真もまとめたい
12TB10TBでは足りず、12TB未満RAW・4K動画が多く、長期保存や複数人で使う
写真保存用HDDの必要容量を計算して選ぶ手順現在1.6TB、年間0.5TB増加、5年間使用の例。5年後4.1TBに1年分の予備0.5TBを加えて4.6TB。これを超える市販容量として6TB以上を選ぶ。空き容量はバックアップではない。写真保存用HDDの容量の決め方現在量・増加量・使う年数から計算1使用期間のデータ量を予測1.6TB + 0.5TB × 5年= 4.1TB2半年〜1年分を予備に追加4.1TB + 0.5TB(1年分)= 必要容量 4.6TB3超える市販容量を選ぶ必要容量 4.6TB →6TB以上4・8・12TBの3択ではありません空き容量とバックアップは別です大切なデータは別HDD等にも保存

表は4TB・8TB・12TBを選ぶ場合の例です。実際には6TB・10TB・14TB・16TBなども販売されています。計算した必要容量を超える市販容量を順に確認し、必要以上に大きなHDDを選ばないことが大切です。写真の種類だけで決めず、手元のファイルサイズを測りましょう。

必要容量は「現在量+今後の増加量」で計算する

JPEG・RAW・動画で必要容量は大きく変わる

次の数字は計算方法を示す仮定例です。実際のファイルサイズはカメラ、画素数、圧縮方式、動画のビットレートなどで変わります。特にRAWはJPEGより大きくなりやすく、動画は撮影時間と設定の影響を強く受けます。

保存するもの計算に使う仮定保存量の例
JPEG写真1枚10MB1万枚で約100GB
RAW写真1枚50MB1万枚で約500GB
JPEG+RAW1組60MB1万組で約600GB
4K動画100Mbpsで撮影1時間で約45GB、10時間で約450GB

100Mbpsは「1秒に約100メガビット」です。8ビットで1バイトなので、100Mbps ÷ 8 × 3,600秒 ≒ 45GB/時となります。これは動画本体の概算で、音声やファイルの付加情報などにより実際の容量は前後します。4K動画がすべてこのサイズになるわけではありません。

ソニーの公式資料にも、RAWの圧縮方式によってファイルサイズが異なる例や、4K動画に60Mbps・100Mbpsなどの設定例があります。まず自分の写真フォルダーや動画数本のサイズを確認し、平均値を使って計算するとより正確です。

5年後までを見込む計算例

必要容量 = 現在のデータ量 + 年間増加量 × 使用予定年数 + 将来増加分の予備

たとえば現在1.6TBあり、毎年0.5TB増え、5年間使う場合、5年後の予測データ量は1.6+0.5×5=4.1TBです。さらに約1年分の増加量0.5TBを予備として加えると、必要容量は約4.6TB。これを超える市販容量として、6TB以上のHDDが候補になります。予備はHDD容量の固定割合ではなく、通常は半年〜1年程度の増加量を目安にします。

年間増加量が分からない場合は、過去1年分の写真・動画フォルダーの容量を調べてください。Windowsではフォルダーを右クリックして「プロパティ」を開くとサイズを確認できます。動画が増えた年だけで判断せず、過去数年の変化も見ると安心です。

4TB・8TB・12TBはそれぞれ誰向け?

4TB:写真中心で増加が緩やかな人

スマートフォンの写真やJPEG中心で、RAW撮影・長時間動画が少ない人に向きます。ただし、すでに2TB以上あるなら数年で余裕がなくなる可能性があります。現在量と年間増加量を先に確認しましょう。

8TB:RAWと動画が混ざる人

RAWとJPEGを両方残す、4K動画も撮る、家族の写真をまとめる、といった用途で、計算した必要容量が6TBを超え8TB未満なら候補になります。6TBで足りる場合に8TBを必須と考える必要はありません。

12TB:大量のRAW・動画を長期間保管する人

高解像度RAWや4K動画を継続的に保存する人、複数人のライブラリをまとめる人向けです。ただし「大きいほど安全」ではありません。1台に集約するほど故障時に失う量も増えるため、別の保存先へのコピーを必ず計画してください。

【広告】外付けHDDの製品例

容量を計算した後の比較候補として、BUFFALOの外付けHDDを紹介します。リンク先では2TB・4TB・6TB・8TBが案内されていますが、12TBは対象外です。容量を先に決め、価格・在庫・対応機器は購入前に商品ページで確認してください。


HDDとSSDはどう使い分ける?

HDDSSD
特徴大容量を比較的低い費用で用意しやすい読み書きが速く、可動部がない
写真管理での使い方完成した写真・動画を大量に保管RAW現像や動画編集など作業中のファイル
注意点落下・振動に弱く、動作音もある同容量では費用が高くなりやすい

写真の長期保管にHDD、編集作業にSSDを使い分ける方法があります。ただし、HDDでもSSDでも故障や誤削除は起こり得ます。保存媒体の種類とバックアップの有無は別問題です。

バックアップ用の容量は別に用意する

HDD内の空き容量はバックアップではありません。大きすぎるHDDを買って数TBを空けておくより、必要量に合う容量を選び、別のHDDやクラウドなど、故障や誤操作の影響が同時に及びにくい場所へ独立したコピーを持ちましょう。元のスマートフォンやPCから写真を削除するなら、それはもう別コピーとして数えられません。

写真の保存用HDDとバックアップを分ける図元データ、保存用HDD、独立バックアップを分けて保管する例。同じHDD内の別フォルダーやRAIDのミラーだけでは独立バックアップにならない。保存用とバックアップは別に考える故障や誤操作に備えてコピーを分ける元データスマホ・カメラ・PCに残すコピー 1保存用HDD写真・RAW・動画を保存コピー 2独立バックアップ別のHDD・クラウドなどコピー 3/できれば別の場所に同じHDD内の別フォルダーやRAIDは独立バックアップの代わりになりません。

大切な写真には「元データ+2つのバックアップを、できれば異なる媒体と別の場所に置く」という3-2-1の考え方が役立ちます。まずは保存用とは独立した1つ目のバックアップを作り、定期的に復元できるか試すところから始めましょう。

たとえば8TBの保存用HDDを使い、将来その中身を丸ごと複製するなら、バックアップ先にもその時点のデータを収められる容量が必要です。「8TBのHDDを2台」は、片方をバックアップに使う場合と、2台をつないで16TBの保存領域にする場合で意味がまったく違います。同じHDD内の別フォルダーやRAIDのミラーリングだけでは、独立したバックアップの代わりになりません。

自宅サーバーに写真を集める場合も同じです。たとえばWindows 11でImmichを導入する方法を使って写真を管理しても、ライブラリとデータベースの別バックアップが必要です。

購入前によくある疑問

写真1万枚なら何TB必要?

1枚10MBのJPEGなら約100GB、1枚50MBのRAWなら約500GBです。同じ枚数でも形式で5倍程度の差が出る計算例になります。自分の写真100枚ほどの合計サイズを測り、平均から概算してください。

4TBのHDDがパソコンでは4TB未満に見えるのはなぜ?

メーカーのTB表記は10進法で、OSが2進法に基づく単位で表示する場合があります。たとえば表記4TBは約3.64TiBです。故障や容量の消失とは限りません。フォーマットなどに使われる領域もあるため、表示値は環境によって変わります。

NASのRAIDを使えばバックアップは不要?

不要にはなりません。RAIDはディスク故障への備えにはなりますが、誤削除、同期ミス、機器全体の故障、災害などへの独立したコピーとは役割が異なります。別のHDDやクラウドへのバックアップを用意してください。

まとめ

  • 今ある容量と年間の増加量から、数年後のデータ量を見積もる
  • 半年〜1年程度の増加量を予備に加え、計算結果を超える市販容量を選ぶ
  • RAWと動画は容量を大きく増やすため、実ファイルのサイズを確認する
  • 保存用HDDとは別に、独立したバックアップ先を確保する

本記事の数値は商品の優劣や「この容量なら必ず足りる」という保証ではありません。まず自分の写真・動画の現在量を測り、増え方に合った容量を選んでください。

参考資料

免責事項

本記事は2026年9月時点で確認できた資料に基づく一般的な選び方です。写真・動画の実容量、HDDの利用可能容量、価格、製品仕様は環境や時期によって異なります。購入前に手元のデータ量と製品の公式仕様を確認し、重要な写真は複数の独立した場所に保管してください。データの移行・削除・バックアップはご自身の責任で行ってください。

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